大学受験で諦めていた彼との恋愛【勇気を出して一歩踏み出したら最後につきあえた】

明るい性格で仲の良い友達もいるけど、恋愛には奥手な女子高生。
私は女の子として見られることが少なくて、いいなと思う人がいても、諦める癖がついてました。
大学受験で諦めていた彼との関係。
今回だけはちゃんとしたいと、勇気をもって「用がなくても連絡していい?」って話ししたら、それがキッカケでつきあえました。
遠慮しないで伝えてみて良かったです。
女子で好きな人がいるけど勇気が出ないという人は、読んでみると参考になります。
活発だけど恋愛に奥手だった女子高生が受験最後に彼とつきあえた話
当時高校3年生だった私は、スポーツが得意、性格は明るい方で、あまり女の子としては意識してもらえないようなタイプでした。
そのせいもあって、恋愛のこととなるとかなり奥手でした。いいなと思う人がいても諦めてました。
ある日、友達が「隣のクラスのあの男子もあのアーティストのファンらしいよ。」と教えてもらいました。
私はそのアーティストの大ファンで、いつもファン同士の話ができたらいいなと思っていたので、近くにファンがいることが分かってそれだけで嬉しかったです。
話してみたいと伝えて友達に引き合わせてもらい、彼と初めて話をしました。
彼の第一印象は「中学生みたい」でした。
身長が小さく、初対面の私とも人懐っこく話す様子は、同い年には思えませんでした。
彼はとても明るい性格で友達も多く、一言でいえば“お調子者”という感じでした。
彼の真面目さや優しさに惹かれていった
お互い社交的であったことからすぐに打ち解け、CDの貸し借りをするようになりました
。
週3日くらいクラスに行っておしゃべりしたりしてて、「この人おもしろいなぁ」くらいにしか思っていませんでした。
でも、会話を重ねるごとに彼の真面目さや人一倍優しい面を知り、私はどんどん惹かれていました。
いつも、仲良くなっても友達止まりな私は、告白する勇気もなく、ただただ楽しい時間が流れていくだけでした。
大学受験シーズンになり、クラスに出入りしずらくなった
しかし、楽しい時間も長くは続きませんでした。
高校総体シーズンが終わり、自分も周りのみんなも受験モードになってきていたからです。
みんな自分のクラスに籠って勉強することが多くなったので、クラスに行くとどうしても目立ってしまいます。
気軽におしゃべりする雰囲気でもないので、彼と話す機会が減りました。
「クラスが違うし、話して仲が深まったところで付き合えないしな。」と言い訳を並べて、自分から会いに行こうとはしませんでした。
たまに廊下ですれ違っても、一度疎遠になってしまったからか、話しかける勇気が出ません。
高校への行き帰りで好きなアーティストの曲を聞くと、彼を思い出してしまい寂しい気持ちになって。
彼に借りたアルバムや、彼が特に好きだと言っていた曲を聞いてました。
彼に会いたい気持ちが高まっても、その度に受験を言い訳にして諦めようとして、情けなかったです。
勇気を出して「用がなくても連絡していい?」って話ししてみた

「このまま話すチャンスもなく卒業か。」と諦めていたのですが、彼から突然「あのアーティストがMCのラジオがあるよ。」と連絡が来ました。
連絡がきたことに舞い上がって、LINEで連絡を取り合いながらラジオを聞くことを提案しました。
彼も快く受け入れてくれ、私はより一層楽しみになって。
「やっぱり彼のことが好きだな」と再認識しました。
ラジオを聞いているときは本当に幸せで、「この時間がずっと続けばいいのに」と思う位でした。
ラジオが終わった後
このままじゃ、また疎遠になってしまう。
勇気を出して「これからは用が無くてもたまに連絡していい?」と聞きました。
すると彼は笑って「そんなこといちいち聞かなくてもいいのに」と快くOKしてくれました。
受験が終わり、彼から電話が来た

それから冬になり、いよいよ本格的に受験シーズン。
クラスの違う私達は、時々連絡はとっていたものの、全くと言っていいほど顔を合わせることなく受験の日を迎えました。
そして、2人の受験が終わってから数日後、彼から電話が来ました。
久しぶりの電話だったので、とても緊張してました。
でも、彼がいつもと変わらぬテンションで話ししてくれて、すぐ緊張も和らぎました。
以前と変わらず他愛のない話をしている仲に戻れて幸せだったけど、卒業も迫ってきて、急に寂しくなりました。
彼と私は別々の大学を志望してて、遠距離になることは分かってました。
「卒業したらみんな離れ離れだね。寂しいなぁ。」と私が言うと、
「俺もさ、このままもう会えないとか寂しいんだよね。だから付き合ってほしい。」
と彼から突然告白されました。
まさか彼が自分に惹かれていたとは思わなかったので、驚きと嬉しさで涙が止まりませんでした。
こうして、私達は付き合うことになりました。
少しだけ勇気を出して、さり気なく気持ちを伝えられて良かった。
付き合ってから、私のことをどう思っていたのか聞いたら、
「ラジオの後に、用がなくても連絡を取りたい言ってくれたので、受験が終わったらちゃんと告白しようと思った。」と話してくれました。
あの時勇気を出して、本当に良かった。
その後は、大学に進学して遠距離になり、お互い新しい環境でいっぱいいっぱいになって、すれ違いが続いていました。
結局別れてしまったのですが、今ではいい思い出です。
私なんて結局つきあえないと考えてしまう女子は、「用がなくても時々連絡していいかな?」とかさり気なく言ってみるといいかもしれません。
少しだけ勇気を出せば、さり気なく好きなこと伝えることもできます。